羽のハトが見た戦争の悲しみ
「お父さん、やくそくだよ。お父さんのやいたパンを食べさせてね。黒パン、ジャムのドーナツ、クロワッサン……」女の子はいいました。お父さんは、おいしいパンをやくのが生きがいのパン職人でした。ようやく夢をかなえて、お店を持ったばかりでした。ところが、爆撃にあって、お店は――。平和への願いがこめられた絵本。