わたしも、わたしの言葉を見つけたい
思いがけず文芸部に所属することになった栞奈。自分に自信がなくとまどうばかりの栞奈だったが、臆せず書くことに挑戦し、講評に一喜一憂する仲間に刺激を受ける。どうやらものを書くということは、自分をさらけだすことらしい――栞奈は読書し、やがて俳句を作り始める――「校門を出て春の空動かない」。